MINI R60 CROSSOVER COOPER D EGRクーラークリーニング

本日も多くのお客様にご利用、お問い合わせをいただき誠にありがとうございます。

今回はディーゼル車であれば必ず出会う症状をご紹介していきます。

クルマは MINI R60 クロスオーバー クーパーD です。

内容としてはチェックランプの点灯でした。

チェックランプの内容はEGRのエアー流量エラーと確認しました。

EGRバルブの作動には問題がありませんでしたので、カーボン詰まりと判断します。

作業はEGRクーラー、インテークシステムそれぞれの内部洗浄・清掃を行うことになりました。

ご覧の通りカーボンがびっしりと詰まっていました。

この状態を放置するとエンジンの抜けが悪くなっていき、最終的にはエンストしてしまいます。

この装置は各パーツの内部を洗浄する「超音波洗浄機」です。中の液剤へパーツを浸しスイッチオン。

洗浄の途中で一枚。無色透明だった液剤が少し目を離したすきにこの状態です。

この作業を数回繰り返します。

車両側インテークの清掃。

「ウォールナットブラスター」を使用します。簡潔に言うと細かく砕いたクルミの殻を吹き付けてカーボンを除去しています。

ブラスター作業の途中経過です。中央にある穴が作業途中のものです。少し吹き付けただけでもわかるほど差がありました。すべての穴がきれいになるまで続けます。

超音波洗浄機でカーボンを除去したパーツになります。一目瞭然ですね。

洗浄が完了したパーツを組み付けて、最後に試運転して今回の作業は終了となります。

ディーゼル車特有の作業内容となりました。洗浄したEGRはNOx(窒素酸化物の総称)の発生を低減させる装置です。人や自然の未来のためにあるべき装置ですが、それに伴ったメンテナンスも必要になります。ハルクラフトでもディーゼル車両のご依頼が毎年増えています。

愛着をもって乗られているクルマに少しでも違和感を感じたらお気軽にご相談ください。

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