本日も多くのお客様にご利用、お問い合わせをいただき誠にありがとうございます。
ご相談いただいたクルマは BMW E82 135i です。
内容はリア右側のスピード(ABS)センサーとウォッシャーポンプの交換です。
まずはウォッシャーポンプの作業から。

中央に見える筒状のものがウォッシャーポンプになり、後ろにあるのがウォッシャー液を溜めておくウォッシャータンクです。ウォッシャー液をタンクから吸い上げてウインドウウォッシャーの噴射口まで押し出しているのがこのポンプです。
レバーを引いてもウォッシャーが出ないときはポンプの劣化かホースの詰まりと大まかに2通りあります。

タンクを下ろすのにホースも外します。この時はウォッシャー液が流れ出てきますので、下に受け皿を用意しておきます。ちなみにE82の場合はサイドマーカーの配線を最初に外しておくとちょっと楽になります。
新しいポンプを取り付けて作動確認、ウォッシャー液の補充をしたらこちらの作業は終了です。

次はスピードセンサーの交換です。交換箇所はリアの右側となります。
フェンダーライナーを取り除いてセンサーを外していきます。

外したセンサーです。車速を伝える重要なパーツであり、最近ではストップ&ゴーやクルーズドコントロールなどの機能を動作させているパーツの一つでもあります。

新しいセンサーを取り付けました。真ん中に見える白いスリーブを被っているのがスピードセンサーです。

エラーコードをリセットして、試運転を行ったら作業完了です。
スピードセンサーはエラーコードも出て大きく警告してくれますが、ウォッシャーポンプに関してはレバーを引くまで状況がわかりません。窓の縁に残る跡が気になる場合は洗車の前に確認することをおススメします。車検時の確認項目でもありますので、思い出したときにぜひ点検してもらえたらと思います。