Q8 (F1) 12Vバッテリー交換

本日も多くのお客様にご利用、お問い合わせをいただき誠にありがとうございます。

今回のご相談は「シートベルトを着用しているのに未着用の警告灯が出続けている」というものです。

クルマは AUDI Q8 (F1) です。

このクルマはマイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)が搭載されている車種になります。

ざっくり言うとマイルドハイブリッドは従来の12VのAGMバッテリーと48Vのリチウムイオンバッテリーを併用しており、クランクシャフトとミッションの間に組み込まれたスタータージェネレーターが回生を行い、状況に応じて駆動モーターとして補助も行うというものです。渋滞時や低速走行時などはモーターだけで走行が可能になります。

このマイルドハイブリッドの車両は12Vバッテリーを交換するときに48V電圧をカットした状態で作業を行う必要があります。従来の方法でやってできないことはないのでしょうが、48Vカットを行い作業モードに入れた状態で交換作業することが推奨されています。もちろん48Vカットを行ったかはECUへ記録保存されます。

テスターを当てて確認すると、シートベルト以外にも多くのECUからトラブルコードが確認できました。合計で23個です。

さすがに多すぎることもあり、きちんとした電圧がかかっているか確認したところ、12Vバッテリーが5年以上も未交換のままでした。電圧も低い状況です。

本来ならバッテリーの警告灯で気付くことができますが、12Vバッテリーに48Vバッテリーからの電流も流れるので、なかなか劣化に気付きにくい環境ではあります。

まずは12Vバッテリーを交換して、きちんとした電源を確保してから細かい診断を行いたいと思います。

12Vバッテリーの取り付け位置は運転席の足元になります。

バッテリーの交換作業自体に時間はかかりません。

作業が完了してから再度テスターを当ててみると、先にも説明したスタータージェネレーターに関するトラブルコードが新たに確認できました。

定番とまでは言い切れませんが、スタータージェネレーターに関してはマイルドハイブリッド車両の多くで交換されているようですので、そちらも交換かというところで年末時期に入り、パーツの流通も無くなることから今年にできる作業は終了となります。

こちらのQ8に関してはご依頼内容が完了次第また書いていこうと思います。

新しい装備には新たな専門知識が必要になります。走行には問題無さそうな警告灯もあまり長い時間放置せずにご相談ください。

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